お知らせ

『第5回 健康いきいきサロン』を拝聴して

お知らせ

2025.09.05

『第5回 健康いきいきサロン』を拝聴して

「良寛さんは円通寺で何を学んだか」
   ~寒山拾得を通して~

  器楽堂ゆう子先生のご高話

大認国仙大和尚頂相の自賛の部分〈円通寺蔵「大認国仙大和尚頂相」より〉

寒山の懶堕 猶 當に 可すべし。
寒山の怠けている、その無欲な境地は、やはりまさにすぐれた存在であると気付くべきだ。

拾得の疎傭も 亦た 未だ 隣せず。
拾得の無精にしている、その名利を求めぬ境地にもまた、未だ近づけない。

頭上の青灰 三五斗 分明 覿面 別に真無し。
頭から青灰をどっさりかぶった、その灰だらけの顔に、明らかに、面と向かうと特別に真理などは無い。

咦。
ああ。

瞋りは多く 喜びは少なし。 塵を撤うに一任す。
腹を立てることは多く、喜びは少ない。塵を払うのにすべてを任せる。



ご高話を拝聴して、・・・
玉島円通寺の良寛さんは、日本国内に知られた高僧です。童と境内で毬で遊んでいるお坊さんの印象が強いです。玉島円通寺で12年間の修業をされ、その修行中に同じく円通寺で修行をしていた仙桂和尚という典座(禅宗で主に僧侶の食事をつかさどる役目の僧)がいたそうな、国仙和尚(良寛和尚の師)は寒山を良寛、拾得を仙桂和尚になぞらえていたのではないか?とする。【寒山(文殊菩薩の化身で巻物を手に持つ)、拾得(普賢菩薩の化身で箒を手に持つ)】しめくくりに、仙桂和尚は真の道者と良寛さんが漢詩に詠んだと器楽堂先生からお教えいただく。 寺の皆のために欲を捨てて、あたりまえに食事を作りお経にひとつも興味を示さなかった仙桂和尚が真の修行者 箒で雑念をはらい、お経の書いた巻物で徳を積む 

器楽堂先生、ありがとうございました

お知らせ一覧

〒713-8102 岡山県倉敷市玉島1275-1
TEL.086-526-8827 / FAX. 086-526-8828

お問い合わせ